舞妓さんの一日は、髪のお手入れから始まります。舞妓さんの髪は、芸妓さんのような鬘とは違い、地毛で結い上げ一週間そのままの状態を保たせるので自分でこまめに手入れをします。
身の回りの仕度をしてから、お稽古場へ向かいます。
見習い期間(仕込みさん)を終え舞妓になってからも厳しいお稽古は続きます。
舞妓とは、あくまでも芸妓になるための修行中の段階なのです。
二十歳を過ぎて襟かえをし、芸妓さんになってからも芸事のお稽古は続き、日頃のお稽古の成果を発表する会も定期的に行われます。
お昼過ぎにはお稽古場から置屋へ戻り、少し休憩してから髪の手入れ・お化粧・着物の着付けなど夜のお座敷の準備をし、
少し食事をしてからお茶屋や料亭へ向かいます。
お座敷では、お客様にお酌や京舞の披露・お座敷でのゲームなどをし、お客様をおもてなしします。
自分の父親より年上のお客様のお相手をする為、日頃からニュースや新聞など情報チェックは欠かせません。
お座敷でのお勤めを終え、置屋へ戻ってから着物を脱ぎ化粧を落とし、寝るのは深夜2時を過ぎてしまいます。
お盆・お正月・ゴールデンウィーク以外の お休みは月2回程で、その時は髪も下ろし洋服を着て休日を楽しみます。 |